米国家安全保障局(NSA)がネットユーザの居場所の特定についての特許を取得したそうな。


NSAのこの手法は、インターネット上の「多数の」位置における待ち時間(レイテンシー)を利用している。この手法では、まずデータを交換しているコンピュータ間のタイムラグを計測し、「ネットワーク待ち時間のトポロジーマップ」を作成することで、その位置を割り出す。少なくとも理論上では、既知のコンピュータから未知のものへの接続時間を計測することで、特定すべきインターネットアドレスがどこにあるかを地図で調べられることになる。
実際に特定できるのは、ユーザの端末の場所ではなく、ネットワークを地図にマッピングさせた上でのユーザの位置、といったところでしょうか。
大まかな物理位置が一致するかの精度までは分かりませんが、犯罪などの捜査に有効活用できればいいですね。