米映画4社がHD DVDの映画ソフトを発売する見通しになったそうな。


ハイビジョンなど高精細の画像を録画する「次世代DVD」を巡って電機業界が2規格に分裂している問題で、米大手映画制作会社のワーナー・ブラザースなど4社は29日、東芝やNECが推進するHD―DVDを支持する、と発表した。4社は05年末に全世界でレコーダーやプレーヤーが発売されるのに合わせ、その前後にHD―DVD対応の映画ソフトを発売する見通しとなった。ソニーなどのブルーレイ・ディスク(BD)陣営に対し、HD―DVD陣営が今のところ有利な情勢となっている。
HD―DVD採用を発表したのはワーナーのほか、ユニバーサル、パラマウント・ピクチャーズ、ニューライン・シネマ。4社の現在のDVD販売シェアは米国で約45%。
これによりHD DVDが有利になったと見ていいのでしょうか。
2時間ほどの映像ソフトとしては、15/30GBで十分な容量と言えますし、生産コストがかからない方を選択するのは納得できます。
しかし、デジタルテレビ放送のレコーダなどの分野では、コピーワンスの制限がある日本市場では容量の大きなBlu-Ray Discの方が向いていると思います。
日本の電機メーカが規格策定を主導している状態ですので、HD DVD側は気を緩めると逆転されてしまう可能性が残っているのではないでしょうか。